はじめに
「ちゃんと寝ているのに疲れて見えると言われる」
「写真を見ると実年齢より老けて見える」
「仕事終わりは姿勢まで崩れている気がする」
「昔より立ち姿に元気がなくなった」
このように感じる30代・40代男性は、髪型や服装だけではなく、身体の姿勢にも目を向けてみてください。
人の印象は顔だけで決まるものではありません。
頭の位置、肩の開き方、背中の丸まり、歩き方など、身体全体から受ける印象も大きく関係しています。
特に長時間デスクワークをしている男性は、首・肩・胸・背中・股関節などが硬くなり、無意識のうちに身体が縮こまった姿勢になりやすくなります。
今回は、疲れて見えやすい男性に多い姿勢の特徴と、身体をすっきり見せるために整えたい部位をご紹介します。
疲れて見える男性に多い姿勢の特徴
1.頭が身体より前に出ている
横から見たとき、耳の位置が肩よりかなり前に出ていませんか?
パソコンやスマートフォンを見る時間が長いと、顔だけが前方へ出た姿勢になりやすくなります。
本人は普通に立っているつもりでも、頭が前に出ていると首が短く見えたり、上半身全体が前へ沈んでいるように見えたりします。
さらに、頭を支える首や肩にも力が入りやすくなります。
姿勢を整えるときは、無理に顎を強く引くのではなく、胸や背中まで含めて身体を起こしやすい状態を作ることが大切です。
2.肩が前に入っている
いわゆる巻き肩のような姿勢です。
両腕を前に出してパソコンを操作する時間が長い男性は、肩が前方へ入りやすくなります。
肩が前に出ると、
胸が縮こまる
背中が丸く見える
首が前へ出る
という姿勢にもつながりやすくなります。
スーツやシャツを着ていても、肩の位置が前に入っていると上半身が小さく見えることがあります。
胸板がある男性でも、姿勢によって身体の印象は大きく変わります。
3.背中が丸まっている
長時間座っていると、少しずつ背中が丸くなっていきます。
午前中は姿勢を意識できていても、夕方になると、
画面へ顔が近づく
肘を机につく
背もたれへ深く沈む
という男性も多いと思います。
背中が丸い姿勢は、実際に疲れていなくても疲れているように見えることがあります。
ただし、ずっと胸を張って背中を反らせるのも正しい方法ではありません。
背中を丸める、反らす、ひねるといった複数の方向へ動かせることが大切です。
4.骨盤が後ろへ倒れている
椅子に浅く座り、腰を丸めた姿勢が癖になっている男性もいます。
この状態では骨盤が後ろへ倒れ、背中も丸まりやすくなります。
立っているときにも同じ姿勢が続くと、上半身が下へ沈んだような印象になりやすくなります。
骨盤だけを無理に立てようとするのではなく、股関節やお尻まわりの硬さも確認してみましょう。
5.歩幅が小さい
疲れて見える印象は、立っているときだけではありません。
歩き方にも表れます。
股関節が硬い男性は、脚を大きく前後へ動かしにくくなり、歩幅が小さくなりやすいことがあります。
さらに姿勢が前かがみになっていると、身体全体が小さくまとまった歩き方に見えることもあります。
肩を無理に振るよりも、股関節から脚を動かしやすい状態にすることが大切です。
なぜ30代・40代になると姿勢が崩れやすい?
デスクワークの時間が増える
仕事の責任が増える年代ほど、会議やパソコン作業などで座っている時間も長くなりがちです。
朝から夕方までほとんど身体を動かさず、帰宅後もスマートフォンを見る生活では、身体を大きく動かす時間がほとんどありません。
姿勢は意識だけではなく、日常的な身体の使い方から作られます。
運動する時間が減る
学生時代はスポーツをしていた男性でも、社会人になると運動する機会が一気に減ることがあります。
肩を大きく回す。
身体をひねる。
走る。
しゃがむ。
腕を頭より上へ上げる。
このような動きを行う機会が減れば、身体の可動域も使わなくなっていきます。
身体のメンテナンスを後回しにする
仕事が忙しい男性ほど、
「痛くなったら考える」
「時間ができたら運動する」
という状態になりがちです。
しかし、姿勢は突然崩れるわけではありません。
毎日の小さな習慣が積み重なり、数年後に「昔より身体が硬くなった」と気づくことがあります。
姿勢が悪い=意識が足りないわけではない
姿勢を改善しようとして、
「もっと胸を張ろう」
「肩を後ろへ引こう」
と意識する男性も多いと思います。
しかし、身体が硬い場合は、意識だけでは正しい姿勢を長く維持できません。
例えば胸が硬いのに肩を無理に後ろへ引くと、腰を反らせて姿勢を作ってしまうことがあります。
股関節が硬い状態で骨盤を立てようとしても、腰や背中に余計な力が入ることがあります。
姿勢を整えるためには、
胸
肩
背中
股関節
お尻
などを動かしやすい状態にすることも重要です。
疲れて見える男性が整えたい4つの部位
1.胸
デスクワーク男性が特に硬くなりやすい部位です。
胸が硬くなると肩が前へ入りやすくなります。
壁などを使って胸を伸ばし、肩を自然に後ろへ動かしやすい状態を作りましょう。
2.背中
背中が動きにくいと、上半身全体が丸まりやすくなります。
椅子に座った状態で上半身を左右へひねったり、両腕を前へ伸ばして背中を丸めたりしてみましょう。
背中をさまざまな方向へ動かすことがポイントです。
3.股関節
長時間座る男性は、股関節を曲げた状態が続きます。
股関節が硬いと立ったときに身体を真っすぐ起こしにくくなることがあります。
さらに歩幅にも影響しやすいため、上半身だけでなく下半身も整えることが重要です。
4.お尻
お尻の筋肉は股関節の動きにも関係します。
座っている時間が長いと、お尻を大きく使う機会が減ります。
お尻まわりが硬くなると、股関節を動かしにくく感じたり、前屈しにくく感じたりすることがあります。
仕事中にできる「疲れて見えない姿勢」のリセット方法
1.肩を一度上げて脱力する
両肩を耳へ近づけるように持ち上げます。
3秒程度キープしたら、息を吐きながら一気に力を抜きます。
仕事へ集中している男性は、知らないうちに肩が上がっていることがあります。
数回繰り返すだけでも、自分がどのくらい力んでいるか気づきやすくなります。
2.胸を開く
両手を身体の後ろで軽く組みます。
肩をすくめず、胸を少し開きます。
腰を反らせる必要はありません。
20秒程度ゆっくり呼吸しましょう。
3.腕を上に伸ばす
両腕を頭の上へゆっくり伸ばします。
デスクワークでは腕を肩より高い位置へ上げることがほとんどありません。
腰を反らせず、無理のない範囲で身体を縦へ伸ばすイメージで行います。
4.立って少し歩く
ストレッチだけでなく、姿勢そのものを変えることも重要です。
1時間に一度程度は椅子から立ち、数分歩くようにしましょう。
水を取りに行く、トイレへ行く程度でも構いません。
写真で自分の姿勢を確認してみる
自分の姿勢は鏡だけでは分かりにくいことがあります。
可能であれば、
正面
横
後ろ
から自然に立った姿勢を撮影してみましょう。
このとき、無理に良い姿勢を作らず普段通り立つことがポイントです。
横から見たときに、
頭が前へ出ていないか
肩が前へ入っていないか
腰を大きく反っていないか
などを確認します。
数ヶ月後に同じ条件で撮影すると、姿勢の変化も確認しやすくなります。
筋トレだけで姿勢は改善する?
筋トレは身体づくりに有効ですが、
「筋肉をつければ自動的に姿勢がよくなる」
とは限りません。
例えば胸ばかり鍛えて背中のトレーニングが少なければ、身体のバランスが偏ることがあります。
また、肩や股関節が硬い状態では、正しいフォームでトレーニングすること自体が難しくなる場合もあります。
姿勢を整えたい男性は、
筋力
柔軟性
普段の姿勢
運動量
を総合的に考えていきましょう。
「若く見える男性」は無理に胸を張っていない
姿勢が良い男性を見ると、
「ずっと胸を張っている」
ように感じるかもしれません。
しかし、自然な姿勢は力み続けて作るものではありません。
身体が動かしやすければ、必要以上に肩や腰へ力を入れなくても上半身を起こしやすくなります。
大切なのは、
姿勢を作る
ことではなく、
姿勢を保ちやすい身体を作る
ことです。
特に30代・40代以降は、身体の硬さが立ち姿や歩き方に出やすくなります。
見た目を整える意味でも、身体の柔軟性を保つ習慣を取り入れていきましょう。
セルフストレッチで変わらない場合
毎日ストレッチしていても、
「肩がすぐ前へ戻る」
「左だけ硬い」
「股関節が全然動かない」
「どこを伸ばせばいいか分からない」
という男性もいます。
身体の硬さには個人差があります。
例えば肩が前に出ている男性でも、
胸が特に硬い人
背中が動きにくい人
首に力が入りやすい人
など状態は異なります。
同じストレッチだけを繰り返すのではなく、自分の身体の特徴を確認することが重要です。
パーソナルストレッチで姿勢を全身から整える
パーソナルストレッチでは、トレーナーが身体を動かしながら、硬さや左右差を確認していきます。
姿勢が気になる場合でも、肩だけではなく、
首
胸
背中
肩甲骨
股関節
お尻
など全身を確認できます。
自分でストレッチすると、柔らかい部分ばかりを伸ばしてしまうこともあります。
マンツーマンであれば、自分では伸ばしにくい部位にもアプローチしやすくなります。
デスクワーク中心の男性は、普段ほとんど使っていない動きを取り入れる機会にもなります。
疲れて見えない身体を作るには日常習慣が大切
一度ストレッチしただけで、翌日からずっと姿勢が変わるわけではありません。
毎日同じ姿勢を繰り返せば、身体もまた硬くなりやすくなります。
そのため、
1時間に一度立つ
肩を回す
胸を開く
歩く時間を増やす
股関節を伸ばす
定期的に身体をメンテナンスする
といった習慣を続けることが大切です。
見た目の印象を整えるために必要なのは、若作りをすることではありません。
自分の身体を動かしやすい状態に保ち、自然に立てる身体を作ることです。
30代・40代以降も、仕事でもプライベートでもすっきりした印象を保つために、日頃から身体を整えていきましょう。
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